温泉

温泉のお話 身近にもある温泉をたのしもう



おげんきでしょうか?おはようございます。



管理人の温泉を愛する気持ちが伝わるブログのスタートです。



本日お話をするのは、前回にお話した、日本での温泉についてさらに少しほりさげて温泉トークをしてゆこうかな、などと考えています。



前回のお話を簡単に復習してみます。江戸時代においては、今では女湯と男湯といった区別しかありませんが、身分制度真っ只中の時代であり、そのために、一般庶民が入浴する雑湯と幕吏、代官、藩主が入浴する殿様湯、かぎ湯が区別され、それぞれ「町人湯」「さむらい湯」などと呼ばれてわかれていました。しかしまた、このころから庶民の間に温泉が広がっていったのだ、ということでしたね。



さて、それでは江戸時代においては温泉が広がりをみせ、庶民の間にも浸透していったのであれば、各藩はこれらの温泉についてはどのような取り扱いをしていたのでしょう。



実は、その当時各藩では湯役所を作り、湯奉行、湯別当などを置き、湯税を司っていたのだそうです。



さて、一般庶民の風習についてちょっとみてみましょう。彼らが主にしていたのは、正月の湯、寒湯治、花湯治、秋湯治などの季節湯治でした。また、足をのばす温泉地というのは、毎年比較的決まった温泉地だった、といわれています。そして、その温泉地でゆっくりtからだを休め、疲労回復と健康促進を図る、という形だったようですね。



いつの時代でも、温泉地でゆっくりと体をいやしたい、という思いは同じみたいですね。



また、現代も残る「湯治風俗」が生まれたのも江戸時代で、砂湯、打たせ湯、蒸し湯、合せ湯など、いずれもそれぞれの温泉の特性を生かした湯治風俗が生まれました。



そして、明治時代になると温泉の科学的研究も次第に盛んになり、昭和以降は温泉医学及び分析化学の進歩によって温泉のもつ医療効果が実証され、温泉の利用者も広範囲に渡ることになります。



このように、ざっと温泉の歴史に目を通すだけでも、温泉は古くから多くの人に愛されてきた、ということがわかっていただけたと思います(続く)