草津温泉 

今日もマニアなあんまり役立たない温泉知識



こんにちわです。



さっそく、今から温泉トークをはじめてみます。

では、最初に草津温泉という温泉街をご紹介したいと思います。
ってしっているかな?わざわざ私が草津温泉の説明するまでもないような気もしますが・・・。

草津温泉(くさつおんせん)とは、群馬県吾妻郡草津町(旧国上野国)にある温泉のことなんですね。

また、草津温泉といえば林羅山の日本三名泉に数えられたことでも有名ですし、なんといっても江戸時代の温泉番付では当時の最高位である東大関にランクされ、名実ともに日本を代表する名泉の一つ、と考えられています。
実際に草津温泉の名前をきいたことのない人はいないでしょう。
草津温泉は、草津白根山から東へ流れる地下水に火山ガスが出会って生じていると考えられています。

さらに、降ってから数ヶ月から数年の比較的新しい地下水が主体となっており、湧出量は直前の降水量の影響を強く受けている、という特徴があります。

また、白根山の山頂に近いほどpH値が低く、含有成分が多いという特徴をもっています。

草津温泉の湯量は非常に多く、基本的には捨てるほどある、などという表現がされています。

また、草津温泉といえば湯治でも有名であり、お医者様でも草津の湯でも、・・などという歌にされていることからも、非常に有名な温泉であることが伺えます。


本日のおはなしは、先日に引きつづいて、掲示用泉質名の分類上の、放射能泉というものについて、ご説明したいと思います。



放射能泉という温泉が、どういった温泉であったのか?ということの復習からはじめましょう。これは、この温泉は微量のラジウムラドンおよびアスタチンから水銀までの原子核崩壊によって生じる放射性同位体が含まれるのが特徴の温泉のことなんでしたよね。



また、この温泉に含まれているラジウムの含有量が多い場合には、ラジウム泉という別のよばれかたをするんでしたね。



ところで、この放射能泉、やっぱり心配だよ・・・なんて人もいるかもしれませんね。世界中から色んな放射能に関する恐ろしいニュースが報道されているこのご時勢ですから。でも大丈夫です。これら放射能泉が放つ放射線は、人体に悪影響を及ぼす可能性は小さいといわれています。



体をわるくするよりもむしろ、ホルミシス効果の働きが期待され、そして、結果として免疫細胞を活性化させ、体に良いのではないか、といわれています。簡単にいってしまえば、ホルミシス効果とは生物に対して通常有害な作用を示すものが、微量であれば逆に良い作用を示す生理的刺激作用のことといえるんですね〜。



そして、この放射能泉は皮膚病、婦人病を始め様々な病気や外傷に効果があるといわれ、特によくきくといわれているのが痛風、血圧降下、循環器障害などです。前回は、ここでおわりましたので、今回はそんな放射能泉について、さらにより詳しくつっこんだ部分の説明を行いたいと思います。



では、放射能泉には、他に一体どのような効能があるんでしょうか?ちょっと想像してみてください。



正解は、実は、癌の発育を妨げる効果があるのではないか、ということ。しかし、残念なことに、いずれの適応症も今のところ確実な証拠があるというわけではないんです。したがって、これらの効果については、今後の研究が待たれるところです。



面白いことに、ラドン温泉で有名な三朝温泉がある三朝町では、ガンで死ぬ人が驚くほど少ないので世間を驚かせました。なんと、ガンの死亡率が全国平均の約二分の一、というのですから、本当にラドン泉には科学的証拠はなくても、ガンに効きそうな温泉ですよね。ちなみに、ラドン温泉の治療効果を解明すべく、三朝温泉には岡山大学医学部附属病院三朝医療センターが設置されており、現在でも本格的な療養を行っているのだといいます。